ダーツの投げ方のコツ!まっすぐ軸を意識して上手くなろう

「狙った場所に投げているつもりなのに、矢が曲がってしまう」という経験はありませんか?ダーツが上手く飛ばないのは、フォームのバランスが原因かもしれません。

この記事では、ダーツの正しい立ち方、投げ方などを詳しく解説。体の軸を整え、リズムよくスローできると、ブルを狙える可能性があります。簡単に試せるコツなので、チェックして練習のときに役立ててください。

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ダーツの正しい立ち方

ダーツをまっすぐ投げるには、正しい立ち方を知ることが必要です。ダーツにおける立ち方のことを「スタンス(足の位置や体の向き)」といいます。

スタンスには主に、以下の3種類があります。

・クローズスタンス

両足を一直線に並べ、体をまっすぐボードに向ける立ち方。

・ハーフスタンス

前足をやや内側、後ろ足を斜めに開く形。初心者や女性にも取り入れやすい構え。

・オープンスタンス

両足を肩幅程度に開き、体を少し横に向ける立ち方。回転を抑えて投げたい人向け。

以下で、立ち方を詳しく解説していきます。

①足の位置と体重配分

スタンスの取り方は、ダーツをまっすぐ投げるうえで重要なポイントです。足の位置や重心の置き方によって、フォームの安定性やコントロールの精度が変わります。

クローズスタンスは両足を一直線に並べ、体をボードにまっすぐ向ける立ち方です。軸が安定しやすく、狙いを定めやすいのがメリットで、プロにも多く採用されています。ただし、体をひねりながら投げるため、下半身のバランスを崩しやすいのがデメリットです。

ハーフスタンスは前足をやや内側に、後ろ足を斜め後方へ開きます。自然な体勢を保ちやすく、初心者や女性にも取り入れやすいフォームです。安定感と柔軟性のバランスが良く、長時間投げても疲れにくいのが特徴です。

オープンスタンスは両足を肩幅程度に開き、体を少し横に向ける構え方。体全体でバランスを取りやすい一方で、狙いの軸がずれる場合があります。

どのスタンスでも共通して大切なのは、前足に体重をしっかりのせること。前足に7~9割、後ろ足に1~3割の体重をのせ、重心はかかとではなく、つま先から土踏まずに置くのがコツです。足の裏で床を押すように意識すると、体の軸が安定し、投げる際にぶれにくくなります。

②体の向きと角度

体の向きは、ダーツボードに対してほぼ垂直にするのが目安です。肩や腰が斜めになると、矢が右や左にそれやすくなり、安定したフォームを保ちにくくなります。

体を正しく向けるコツは、肩・肘・手首を一直線にそろえる意識を持つことです。このラインが少しでもずれると、ダーツの回転や軌道が乱れます。初心者の場合、狙うポイントに肩を向けるよう意識すると、腕の動きがスムーズになるでしょう。

また、左右の目をボードから同じ距離に保つことも大切です。どちらかの目が前に出ていると、狙いの中心がずれてしまいます。利き目が右なら右目を中心線に合わせ構えると、的を捉えやすくなります。

最後に、下半身のバランスをとりましょう。背筋を軽く伸ばし、腰を反らさず自然に立つと、上半身がぶれにくくなります。体を固定しようと力むより、軸をまっすぐ意識するのがポイントです。

③安定感を高める姿勢

狙いが定まらないときは、腕の動きよりも体の軸がずれている場合がほとんどです。安定したフォームを作るには、下半身で体を支え、上半身をまっすぐ保つよう意識しましょう。軸が安定すると、狙いをつける動作も自然と一定になります。

まず、投げない手は腰やおなかに軽く添えましょう。この位置に手を置くと、上半身が左右に揺れにくくなり、フォームを再現しやすくなります。足は地面を押すように立ち、つま先から土踏まずにかけて重心をのせます。ひざを軽く曲げると、体の力みが抜けてスムーズに投げられます。

また、狙う高さに合わせて、体の角度を少し調整するのもおすすめ。高めを狙うときは体を少し前へ、低めなら後ろ足で支えるといいでしょう。

ダーツの持ち方の種類

ダーツの持ち方はグリップと呼ばれます。

基本的な種類は以下のとおりです。

・3フィンガーグリップ

親指・人差し指・中指の3本で持つのが特徴。最も一般的な持ち方。

・4フィンガーグリップ

上記の3本に加え、薬指を添えて、矢の回転や安定性を高める形。

グリップは、矢の安定や飛び方を左右する要素です。どちらの持ち方も、指先で強く握りすぎず軽くつまむのがコツ。リリースの瞬間に力を抜くと、矢が直線的な軌道で飛びやすくなります。

①3フィンガーグリップ

多くのプレイヤーが採用している持ち方が、3フィンガーグリップです。親指・人差し指・中指の3本でダーツを支え、矢の中心付近を軽くつまむように持ちます。強く握りこむと回転がかかりすぎて狙いがぶれやすくなるため、ペンを持つより少し軽い力で持ちましょう。

中指は、矢の下側に軽く添えて支える位置に置きます。親指と人差し指でつまんだ重心を中指で支えると、ダーツの角度と安定感が維持できます。指先を立てすぎず、自然なカーブを描くように添えるのが理想です。

手首はリラックスさせ、ダーツを押し出すイメージで構えましょう。力を抜いて手先で投げると、リリースのタイミングが一定になり、矢もまっすぐ飛びやすくなります。

②4フィンガーグリップ

3本の指で持つ基本形に、薬指を添えた持ち方が4フィンガーグリップです。親指・人差し指・中指で重心を支え、薬指をダーツの下側か側面に軽く添えます。この薬指がもう一つの支点となり、矢の角度を安定させてくれるのが特徴です。

4フィンガーグリップのメリットは、狙いを定めるとき(エイミング)のブレにくい点。薬指が支点となり、矢がぐらつかず、構えた位置をキープしやすくなります。的の中心へまっすぐ線を通す感覚を掴みたい人に向いている持ち方です。プロでも構えの安定を重視して、4フィンガーを選ぶ人もいます。

ただし、薬指に力が入りすぎると、離す瞬間に矢が引っかかるような感覚が出やすく、狙った場所より下に行く場合があります。そんなときは薬指の力を抜き、添えるだけを意識しましょう。4本目の指は押し出すためではなく、支えるための指です。

投げる瞬間は、手首を軽く前に倒し、すべての指が同じタイミングで離れるようにすると、矢は乱れずに飛びやすくなります。

ダーツの投げ方|安定する構え方のコツ

ダーツを構えるとき、次の3つのポイントを意識すると安定感が増します。

・常に同じ位置を軸に肘を置き、上下ブレないように固定する

・肩の力を抜いてリラックスして、体の軸をまっすぐに維持する

・狙う的・ダーツ・利き目を一直線に合わせる

この3つを整えると、体の軸が安定し、腕の動きがスムーズになります。構えたときの姿勢(エイミングポジション)を毎回そろえると、1投ごとのブレが減り、狙い通りに投げやすくなるでしょう。

①肘の固定位置

ダーツのフォームを安定させるうえで、大切なのが肘の固定です。腕全体を動かすと矢が左右にぶれやすくなるため、肘を体の横で一つの軸として固定し、ちょうつがいのように前後に動かすようにしましょう。

基本姿勢では、肩から肘までを床とほぼ平行に維持します。その状態で、肘を後ろに引きすぎず、軽く曲げた状態で位置をキープ。上下に動くと狙う角度が変わるため、常に同じ高さを維持すると正確にスローできるでしょう。

投げるときは、肘を支点にして前腕だけを滑らかに動かすのがコツです。手首や肩に力を入れると軸がずれやすいので、肘を中心に一定の角度で振るのを心がけてください。ドアのちょうつがいのように、余計な動きを排除するのが大切です。

練習方法として、壁を背にして肘を軽く壁にあてたまま投げるのがおすすめです。肘が動かずに投げられる感覚を掴みやすくなります。位置を毎回そろえるとフォームの再現性が上がり、どんな距離でも安定感のある投げ方ができるでしょう。

②肩の力の抜き方

肩に力が入ると、手首に余計な動きが伝わり、矢の軌道がぶれるので注意が必要です。まず深呼吸をして、肩を一度すくめてからストンと落とすように力を抜きましょう。この脱力した感覚を得るだけでも、腕の動きが滑らかになりやすいです。

構えるときは、体をボードに対して垂直に立て、肩から腕までを自然なラインで保つのがポイントです。投げるときは肩が上下したり、前へ出たりすると方向が安定しません。常に肩の位置を固定し、肘を支点に前腕だけを動かすように意識しましょう。

また、長時間プレイすると疲労で肩が上がりやすくなるため、数投ごとに軽く腕を回してリラックスさせるのがおすすめです。肩が脱力すると、矢が狙った方角に飛び、精度の高い投球ができるでしょう。

③視線の合わせ方

的を正確に狙うためには、視線をどこに合わせるかが大切です。ダーツを構えるときは、狙うポイント・ダーツ・利き目の3点を一直線上にそろえましょう。このラインがまっすぐになるほど、体の軸と腕の動きが安定します。

視線を合わせるときは、ブルやトリプルリングなど狙いたい場所を見つめてください。右利きなら右目、左利きなら左目を利き目として使い、視界の中心に的が来るように調整します。利き目が反対側にある人は、頭を傾けて視線を合わせるとよいでしょう。

狙うときは、的の1ドット(1つの小さな穴)単位で意識するのがポイントです。漠然とブルを狙うより、細かい一点に焦点を合わせた方が手の動きが安定し、ずれを修正しやすくなります。

投げる直前まで目線を的から外さず、常に同じ高さで構えましょう。目線がぶれると、腕の動きやリリースのタイミングも乱れます。鏡やスマホで撮影して自分の視線のラインを確認するとわかりやすいです。

ダーツの投げ方|まっすぐ飛ばす腕の振り方

腕をまっすぐ振るためには、動きの流れを「テイクバック」「振り下ろし」にわけて考えましょう。

・テイクバック

矢を後方へまっすぐ引きつけ、体の中心線に沿わせる

・振り下ろし

肘を軸に、前に押し出すように腕を伸ばす

この2つの動作を毎回同じテンポで行うと、投げるたびに軌道がそろいやすくなります。呼吸に合わせて一定のリズムで動かし、安定したフォームを目指しましょう。

①テイクバックの深さ

テイクバックとは、ダーツを後方へ引きつける動作で、腕の軌道をまっすぐに維持する基準になります。安定したスローを身につけるには、テイクバックを正しく行うことが必要です。

やり方は、肘を動かさずに、矢を体の中心線に沿ってゆっくり後ろに引きます。このとき、ダーツが頬の横や目の高さに来る位置まで深く引きつけましょう。引きが浅いと、矢にしっかりと力が伝わらず、的まで届かない場合があります。一方で深く引きすぎると、手首や肩に力が入り、まっすぐ投げにくくなります。

テイクバックでは、スピードよりも正確な軌道を優先です。矢の先端が常にボードへ向いているかを意識し、弧を描かずに直線的に引くのが大切です。動作の途中で止まったり、急に速くなったりすると、リリースのタイミングがずれてぶれやすくなります。

一定のリズムでゆっくり引いて、スッと押し出す流れを体に覚えさせると、投げる感覚が安定するでしょう。毎回同じ深さで引けるようになると、矢がまっすぐ飛び、狙った位置へ届く確率が高くなります。

②腕の振り下ろし方

テイクバックの次は、腕の振り下ろし方を覚えましょう。ダーツを前へ押し出す動作ですが、力を入れて投げるのではなく、肘を支点に自然に前腕を伸ばすことがポイントです。

基本は、肩を大きく動かさず、肘を軸にして上腕から前腕・手首が連動するように動かすイメージです。手首や肘、矢先が一直線になるように振り下ろします。矢を押し出す感覚で投げると、スムーズに回転がかかり、狙いも安定するでしょう。

腕を振るスピードは、テイクバックの速さとリズムをそろえるのがコツです。途中で加速したり減速したりすると、リリースのタイミングがずれて、狙いがぶれやすくなります。アクセラレーション(加速)をつけたいときも、腕全体の流れでスピードを生み出しましょう。

投げ終わる直前に肘が前に伸び、手がボードに向かってまっすぐに伸びている状態が理想です。ここで無理に止めたり、手を下げたりすると矢が下に落ちてしまいます。動作を最後まで流すと、矢がまっすぐに飛び、安定したフォームが身につきます。

ダーツの投げ方|リリースとフォロースルー

リリースとフォロースルーのポイントは以下のとおりです。

・リリース

手首の力を抜き、矢が前へ自然に離れる瞬間に掴む

・フォロースルー

腕をまっすぐ前へ伸ばし、水平より少し上で止める

2つの動きを止めず、滑らかに流すのがコツです。この一連の流れを覚えると、安定したスローイングの土台が身につくでしょう。

①指を離すタイミング

ダーツを離す瞬間は、スロー全体の中で繊細な動作です。正しいリリースポイントを掴むには、矢が腕の延長線上を通る瞬間に指を離すこと。手首の力を抜き、指の先に重さを感じるまで矢を滑らせるように動かしましょう。ダーツが前へ進む感覚を得られたら、そのタイミングで指を離します。無理に投げる意識があると、力が入り軌道が乱れます。

また、手首を早く返しすぎると矢に強い回転がかかり、方向がズレる原因になるので注意が必要です。リリースは滑らかに送り出すイメージを持ちましょう。手首の動きは肘からの流れに合わせ、自然に前へ倒れる程度で構いません。

初心者のうちは、毎回同じ位置・同じリズムで矢を離すとよいでしょう。繰り返し練習すれば、指が離れるタイミングが体に染みつき、安定したスローになります。

②フォロースルーの重要性

フォロースルーとは、ダーツを離した後の腕の動きです。リリースで止めず、腕の流れを最後まで滑らかに続けると、ダーツが安定して飛びやすくなります。投げたあとは、腕をまっすぐ前に伸ばし、水平より少し上の位置で自然に止まるのが理想です。

このとき、手を途中で下げたり、力を入れて止めたりすると、矢の軌道が乱れます。腕を前へ伸ばす勢いのまま、的の方向に指先を向けてキープしましょう。

矢を押し出す動作の延長として、自然に腕を伸ばすのがフォロースルーです。最後まで動きを流すとリリースのズレも修正でき、狙った方向へ飛びやすくなります。

投げたあとに止めず、ダーツの行方を見届ける感覚を大切にすることで、きれいなフォームが身につくでしょう。

まとめ

ダーツを安定して飛ばすためには、体の軸を意識した正しいフォームとルールの理解が欠かせません。今回は、狙いがぶれる原因を解消し、上達するための具体的なコツを解説しました。

基本となるのは、ダーツボードに対するスタンスです。クローズ、ハーフ、オープンの3種類から自分に合うものを選び、前足に重心を乗せて、軸をまっすぐにして投げましょう。肩や肘、手首を一直線にして、下半身で安定感を高めるのが大切です。練習でこれらのコツを取り入れ、安定したフォームでダーツを楽しんでください。

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よくある質問

ダーツの投げ方でダメな投げ方は?

ダーツを投げる際、肩や手首に力を入れすぎるのがダメな投げ方です。力むとリリースのタイミングがずれ、矢が思った方向に飛ばなくなります。基本は、肘を支点にして前腕だけを滑らかに振ること。最初は意識的に力を抜くのは難しいですが。深呼吸してリラックスするだけでも投げやすくなるでしょう。

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