ダーツの距離は何メートル?公式規定の理由と高さを完全解説

ダーツを始めたばかりの方や自宅に設置したいと考えている方の中には、「正式な距離は?」「高さってどのくらい?」と迷う人もいるでしょう。ソフトダーツとハードダーツでは、公式に定められた距離が異なります。距離や高さがずれると、フォームが崩れたり狙いがブレたりする原因になります。

この記事ではダーツの正しい距離と高さ、自宅での設置方法までを解説します。

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ダーツボードの公式な距離

正しい距離で投げるのは、フォームやコントロールを安定させるうえで大切です。ダーツには公式な距離規定があり、ソフトダーツは244cm、ハードダーツは237cmと異なります。どちらも「ボード表面の真下からスローライン先端まで何メートルか」という基準で測定されます。

距離が異なるのは、ボードやチップの素材の違いが関係しています。ソフトダーツは電子センサー式ボードで、ハードダーツより刺さりやすいため、距離を7cm遠く設定しています。

以下で、ソフトダーツとハードダーツの距離を詳しく見ていきましょう。

①ソフトダーツの距離244cm

ソフトダーツの公式な距離は、ボード表面真下からスローライン先端まで244cmと定められています。この数値は世界共通の公式規定で、フェニックスシリーズなどのマシンも、この距離に合わせて設置されています。

ソフトダーツの矢先にはプラスチック製のチップが使われており、ボード側もセンサー内蔵のプラスチック構造です。金属製ポイントを使用するハードダーツに比べて軽く、衝撃が小さいため、近距離では簡単に矢が刺さります。

正しい距離を確保するには、スローラインが印されたダーツマットを使うのがおすすめです。244cmを正確に保つことで、投げるフォームが安定し、狙いの精度が高まります。

②ハードダーツの距離237cm

ハードダーツの公式の距離は、ボード表面の真下からスローライン先端まで237cmです。この数値は、世界大会を主催するPDC(プロフェッショナルダーツ・コーポレーション)や日本ダーツ協会でも共通の公式規定です。

ダーツバーや競技会場では、この距離に合わせてボードが設置されています。ハードダーツの矢先には金属製のポイントが使われ、ボードは植物繊維(サイザル麻)で作られた専用ボードを使用します。

ソフトダーツより堅い構造のため、近距離では弾かれやすく、適度な飛距離と力が必要です。この特性を踏まえ、ソフトより7cm短い237cmがバランスの取れた距離として採用されてきました。

ダーツボードの公式な高さ173cm

ダーツボードの中心(ブル)を床から173cmの位置に設置するのが、公式規定です。この高さは、プレイヤーの平均的な目線と矢の軌道のバランスを取るために定められています。高さがズレると投げる角度が変わり、狙いが安定しにくくなるので注意が必要です。

設置前には、壁の強度やボードを固定する金具の位置を確認しましょう。ズレるとボードの角度が変わり、狙いに影響する可能性があります。また、ダーツを安全に投げるために、天井との距離も大切です。以下で詳しく解説していきます。

①ダーツボード中心の高さ設置方法

ダーツボードの中心(ブル)は、床から173cmの高さになるように設置します。始めに、床から173cmの位置にマスキングテープで印をつけましょう。この印がブルの中心です。メジャーを垂直に当てて測るのがコツです。

カーペットが床に敷いてあると、少し沈み込む場合があるため、実際より1~2mm高めに設定すると誤差が出にくくなります。ボードを壁に取り付ける際は、背面の金具の位置を確認することが大切です。

金具が上側にある場合、ボードの上端を印より上に取り付けると、中心がぴったり173cmになります。設置後は再度メジャーで高さを確認し、ズレがないかチェックしましょう。

②設置に必要な天井の高さ210cm以上

ダーツを正しいフォームで投げるためには、天井の高さを確保することが欠かせません。最低でも210cm以上の空間を取りましょう。矢が放物線を描いて飛ぶ際に、上方向へ角度がつくためです。

背の高い人が肘を上げて構えると、200cm前後の天井で矢がぶつかる可能性があります。より快適にプレイするには、220〜230cmほどの高さがあると安全です。狭い部屋では、ボードの角度を下に下げたりスタンド式ボードを使用したりすると、軌道を確保しやすくなります。

また、照明が近すぎるとボードに影ができて狙いが見えづらくなります。ボード上部とライトの間に20cm以上の距離をとり、明るさを均一に保ちましょう。

距離と高さを正確に測る方法

距離と高さの測定には必ずメジャーを使用し、ボード表面とスローラインの位置を丁寧に確認しましょう。設置する際、壁の厚みや床の素材によって測定値が変わる場合があります。

正確に測るためには、ボード表面を基準に距離を取り、スローラインの位置をダーツマットや養生テープで明確にしておくと安心です。わずかなズレでも投げ方に影響するため、丁寧に測りましょう。

①メジャーを使った測定手順

ダーツボードを正確な距離と高さに設置するためには、メジャーを使った測定手順を押さえておきましょう。以下がメジャーを使った測定手順です。

1.ブル中心の高さを測る

床から173cmの位置にマスキングテープで印をつけます。メジャーを壁に垂直に当て、カーペットなどを敷いて沈みやすくなっている床の場合、1〜2mm高めに設定します。

2.距離を測る基準を決める

測定は壁ではなく、ボードの表面から行います。4cm前後のボードの厚みを考え、実際のスローライン先端までの距離を取るのがポイントです。

3.距離を測る(ソフトダーツの場合)

ボード表面の真下からスローライン先端まで244cm。ブル中心からスローライン先端までの直線距離は299cmが目安です。

4.スローラインの位置をマークする

メジャーを床に沿ってまっすぐ伸ばし、端にテープで印をつけます。このラインが正確に取れていれば、スローラインの設置がずれにくくなります。

設置が終わったら、もう一度ブルの中心からスローライン先端までを測り、誤差がないかをチェックしましょう。

②スローラインの設置方法

スローラインは、投げる位置を示すダーツエリアの基準線です。正確な位置に設置すれば、投げる姿勢や矢の角度が安定しやすくなります。設置にはダーツマットや養生テープを使用しましょう。

設置方法は、測定した距離に合わせて床にメジャーを伸ばし、スローライン先端に印をつけます。その位置に合わせてマットを敷くか、養生テープを真っすぐ貼りましょう。テープは幅5cmにすると見やすく、剥がすときも床が傷つきにくくなります。

マットを使うときは、裏面も滑り止めがズレていないか確認し、スローラインの端が正確に244cm、または237cmの距離にあるのを確かめてください。最後に、ラインの延長上に障害物がないかチェックします。スローラインの位置がズレるとフォームが崩れやすくなるため、練習前に毎回確認することが大切です。

自宅設置に必要なスペース

自宅でダーツを楽しむには、設置するためのスペースが必要です。ソフトダーツの公式距離は244cmですが、実際には立ち位置の余裕や投げる際の安全距離を含めて考えなければいけません。理想は、ボードから壁まで3〜3.5m程度の奥行き。

スペースが足りないときは、スタンド式のダーツボードを活用し、角度を調整しましょう。また、後方に十分なスペースがない場合、家具の配置を工夫したり、折りたたみ式のマットを使ってスローラインの位置を変えたりする方法もあります。

快適にプレイするための奥行き

快適にダーツを投げるためには、公式距離に加えて余裕のある奥行きの確保が必要です。壁面からボード表面までを測り、そこからスローライン先端まで244cm、または237cmを取ります。さらにプレイヤーが立つ位置と投げた矢が飛ぶ軌道を考え、後方に50〜70cmほどのスペースをプラスしましょう。壁からは、少なくても3mほどの奥行きが必要です。

この距離があれば、フォームを崩さずに自然な体の動きでスローしやすくなるでしょう。部屋が狭い場合、スタンドタイプのボードを使い、壁から少し離して設置するのがおすすめです。また、壁を傷つけたくない場合、背面にマットや吸音パネルを設置すると安心です。

まとめ

ダーツの距離は、ソフトダーツが244cm、ハードダーツが237cm、ブルの高さは173cmが公式規定です。正しい距離と高さで設置することで、フォームが安定し、狙いを定めやすくなります。

また、天井の高さや奥行きなど、プレイ環境を整えることも欠かせません。設置するときはメジャーで正確に測り、スローラインをマットやテープで明示しておきましょう。自宅でも公式規定にそってダーツを設置すれば、より実践的な練習が楽しめますよ。

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