この記事では、ダーツの持ち方の種類や初心者におすすめの持ち方、グリップを安定させるコツなどを解説します。グリップの特徴を知ると、自分が目指すプレイスタイルや使用するダーツに合う持ち方が見つけやすくなりますよ。
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ダーツに正しい持ち方はない理由
ダーツには、「これが正しい」という持ち方がありません。人によって手の大きさや指の長さ、関節の動き方、力の入り方が違うため、同じ持ち方でも投げやすさが変わります。
指の長さが短い人は支えやすいグリップを選びやすく、指の長い人は細かい調整がしやすい持ち方と相性が良い傾向があります。ただし、バレルの重さや形状でも相性が変わるため、プロ選手でもグリップはさまざまです。
ルールに沿った基本動作を押さえたうえで、いろいろな持ち方を試しながら、自分が投げやすいと感じるグリップを探しましょう。
ダーツの持ち方の種類
ダーツの持ち方には、2フィンガー、3フィンガー、4フィンガーがあります。どれも一般的なグリップですが、使う指の本数によって安定感が変わります。
2フィンガーは、最もシンプルな持ち方です。指の接触が少ないため抜けが軽くなり、素早いリリースがしやすいのが特徴です。テンポよく投げたい人や軽めのダーツと相性がよいでしょう。
3フィンガーは、多くのプレイヤーに採用されているグリップです。3点でバレルを支えるためバランスがよく、初めてダーツを投げる人でも扱いやすいのが魅力です。
4フィンガーは、4本の指で包み込むように持つのが特徴です。ホールド力が高く、軌道を細かく調整したいプレイヤーに適しています。長めのバレルや後ろ重心のダーツを扱う場面で選ばれる傾向があります。
2フィンガーグリップの特徴
2フィンガーグリップは、親指と人差し指でダーツを挟む持ち方です。使う指が少ないため、余計な力が入りにくく、リリースの抜けが軽くなります。
2フィンガーのメリットは、リリースが早く、ダーツが素直に前へ抜けていく点です。使わない指が干渉しないため、軌道のブレも減りまっすぐ飛ばす感覚を掴みやすいでしょう。
一方、バレルの重みを感じにくく、コントロールが難しいというデメリットもあります。軽いダーツであれば扱いやすいものの、重めのバレルだと指が負けて下に落ちる場合もあります。
2フィンガーに挑戦すること自体は、初心者でも問題ありません。しかし、最初はコントロールの不安定さを感じやすいため、自分に合う投げ方を知る選択肢として試すとよいでしょう。
3フィンガーグリップの特徴
3フィンガーグリップは、親指・人差し指・中指の3本でダーツを支える一般的な持ち方です。3本でバレルを挟むため力が分散しやすく、握りのバランスが取りやすい点が特徴です。指が多すぎず少なすぎず、程よい安定感があるため、初心者から上級者まで多くのプレイヤーが採用しています。
この持ち方のメリットは、安定性の高さです。中指でバレルをしっかり支えられるため、狙った方向へ押し出しやすくなります。軽い力でも指にダーツがフィットし、リリースのタイミングを作りやすいでしょう。
また、バレルの形状や重心の違いにも対応しやすく、幅広い種類のダーツに合わせやすい柔軟さもあります。
ただし、指の位置が少しズレるだけで飛び方が変わる点はデメリットです。慣れないうちは、安定しているのにダーツが曲がると感じる人もいるかもしれません。繰り返し投げると安定しやすくなり、再現性の高いフォームを作りやすいでしょう。
4フィンガーグリップの特徴
4フィンガーグリップは、親指・人差し指・中指・薬指の4本でダーツを支える持ち方です。指が多いため支える面積が広くなり、バレルを安定させられます。長めのバレルや後ろ重心のダーツを使うときは、4本指でのホールドが合いやすいとされています。
この投げ方のメリットは、安定性と制御力の高さです。4本の指で包むように持つため、テイクバックでダーツがブレにくく、軸がずれにくくなります。狙ったラインに沿って押し出す感覚を掴みやすいのも魅力です。
一方で、使う指の多さからリリースのタイミングが複雑になり、抜けに違和感を覚えやすくなります。薬指のわずかな力の入り方で軌道が変わるため、習得に時間がかかるでしょう。
再現性を高めれば精度が上がるため、コントロール重視のプレイヤーや上級者に向いているグリップといえます。
初心者におすすめの持ち方
初心者には、3フィンガーグリップがおすすめです。指の配置がわかりやすいため、手の小さい女性でも、最初のステップとして取り入れやすいでしょう。
握るときは、鉛筆を持つような軽さを目安にします。力加減がわかりにくい場合、ストローを持つような軽さを意識してみましょう。強く握りすぎると手首や指に力が入り、まっすぐ投げにくくなります。弱すぎるとダーツが指からこぼれやすく、安定したリリースが難しくなるため、指先に軽く乗せる感覚を意識しましょう。
練習するときは、同じ握り方で投げ続けることがポイントです。毎回グリップが変わると飛び方もバラバラになるため、最初はフォームの再現性を優先すると上達が早くなります。慣れてきたら、指の角度や位置を調整し、自分の手にフィットする握り方を探してみましょう。
グリップを安定させるコツ
グリップを安定させるには、指の配置がポイントです。指を置く位置やバレルの支え方が一定だと、リリースの角度がそろいやすくなります。握る強さは鉛筆やストローを持つときと同じ軽さを意識し、力みが取れると指先の動きもスムーズです。
ただ、どれか1本の指に力が偏るとダーツが傾き、リリースで軌道が乱れやすいので注意が必要です。軽く触れてバランスよく支える感覚を身につけると、狙った方向に飛びやすいでしょう。
グリップが安定しない原因
グリップが安定しない原因は、指の位置が毎回変わることと、力の入れ方に偏りがあることです。指の配置がわずかにズレるだけでも、ダーツが抜ける角度が変わり、狙った方向へ飛ばなくなります。また、バレルを支えている位置が一定でないと、重心の感覚も変わり、コントロールが難しくなります。
さらに、握力もグリップが不安定になる要因のひとつです。強く握りすぎると指が固まり、リリースで引っかかりやすくなるため、ダーツが上へ浮いたり右へ曲がったりします。弱すぎるとバレルが安定せず、テイクバックで揺れが出るため、まっすぐ押し出す動作が安定しません。
グリップが安定しない時の対処法
グリップが安定しないときは、指の位置の固定から始めましょう。バレルを持つ位置に毎回同じ感触が返ってくるポイントを決め、持つ前に軽く指を当てて位置を確認します。
練習方法は、以下のように段階的に行うのがおすすめです。
1.ダーツを投げず、握って離すを繰り返す
2.同じ力加減で何度も投げてみる
3.テイクバックの軌道が一定か、動画や鏡で確認する
3は安定しない原因が見つかりやすく、改善につながりやすい方法です。投げる前に深呼吸して肩や手首の緊張をほぐし、指先の動きを軽くしましょう。同じ動きを積み重ねて、身体に覚えさせることが大切です
自分に合う持ち方を見つける方法
自分に合う持ち方を見つけるには、指の長さや手の大きさに合っているかを確認する必要があります。短い指なら少ない本数で持ちやすく、長い指なら細かい調整がしやすいなど、身体的な特徴が握り方に影響します。
次に、バレルの重さや長さに対してコントロールしやすいかを試しましょう。最後に、毎回同じ形を再現できるかを基準にすると、自分に合う持ち方が絞り込めます。
さまざまなグリップを試し、飛び方やリリースの感触を比べてみましょう。
よくある持ち方の間違い
初心者が陥りやすい間違いのひとつは、力の入り方が一定でないグリップです。握る力が強くなったり弱くなったりすると、ダーツの抜け方が毎回変わり、同じ方向に飛ばしにくくなります。改善するには、力を一定に維持することを意識して、指先だけで軽く支える程度に整えると安定します。
また、バレルを深く握り込み過ぎる点も間違いです。深く指をかけると重さが必要以上に感じ、押し出しの方向が不安定になります。バレルには、指の腹が軽く触れる程度の浅さで持つとよいでしょう。
手首の角度が毎回変わるクセや指の方向がそろっていない状態も軌道の乱れにつながります。鏡を見たり動画を撮影したりして確認し、まっすぐボードへ向く形を繰り返し練習しましょう。
プロ選手の持ち方を参考にする
プロ選手の持ち方は、グリップの形や指の置き方を学ぶうえで良いヒントになります。試合映像やスロー動画を見て、どの指でバレルを支えているのか、指の向き、力の抜き方を観察しましょう。
ただし、プロの持ち方を真似すれば上達するわけではありません。手の大きさ、指の長さ、関節の柔らかさは違うため、同じ形にしても違和感が出る場合があります。模倣するときは、全部コピーではなく、良い部分だけを取り入れましょう。
例えば、指の添え方、力を抜くタイミングなど、動作の一部だけを試してみると、自分に合う感覚を見つけやすくなります。また、真似したうえで投げやすいかどうかを確認し、違和感がある場合は無理に続けないことが大切です。
まとめ
ダーツの持ち方は、手の大きさや指の長さで合うスタイルが変わります。2フィンガーは抜けの良さ、3フィンガーは安定感、4フィンガーはコントロール力と特徴が異なるため、自分が扱いやすい持ち方を比べてみましょう
握る強さは鉛筆やストローを持つ軽さを意識し、毎回同じ指の位置で持つ習慣をつけると軌道が安定しやすくなります。完璧を求めすぎず、自分がかっこいいと思える投げ方を目指しましょう。
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よくある質問
ダーツの後ろ重心の持ち方は?
後ろ重心のダーツは、重心より少し後ろを親指と人差し指で挟むのが基本です。中指は軽く添えて支えると、きれいな放物線を描くでしょう。
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